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漢文の教科書(1)

教科書というのは一般人でも購入できるらしい、ということで、漢文の教科書を幾冊か購入してみた。

私の高校時代からあまりに時間がたちすぎて、当時のことは全く覚えていない。戦前派でない私は、漢文は国語という科目に入っていたと記憶していたので、国語の教科書を調べてみたところ、なるほどよく分からないのがたくさんある。現在(当時は知らない。そして来年変わる)の国語は:

国語表現
国語総合
現代文
古典
古典講読

の5つに分かれているらしい。

「国語表現」というのは、日本語の表現方法に特化したものらしく、古文とか漢文とかは入っていない。「国語総合」は1セットに現代文と古典(古文と漢文)が入っている。中には現代文と古典に分けられたものもある。高校の1年~2年につかうものらしい。「現代文」はその名の通り現代文。「古典」は古文と漢文のことで、両方とも収録した教科書もあれば、古文編と漢文編に分けたものもある。「古典講読」の位置づけはよくわからない。「古典」と同じようなもののように思うが、やや長文のものが収められているような気もする。

ということで、漢文は国語総合、古典、古典講読の3つに入っている。このなか国語総合と古典講読には、一部の例外を除き、あまり目を見張るものがない。国語総合は1冊の本に現代文と古典が入っているのだから、分量的に限界があるからだろう。逆に言えば、国語総合でも現代文と古典が分けられているものは、重厚な内容であるものが多い。一方の古典講読は、本来であれば本格的な漢文が収録されていそうなものだが、遺憾なことに古文が大半を占めており、漢文に見るべきものが少ない。史記、十八史略がほとんどで、せいぜい唐宋の随筆が収録されているにすぎない。

なお漢文の中でもジャンル分けはあるらしい。細部は教科書によって異なるが、大きく見ると、文章(逸話、散文など)、史伝、漢詩、思想、小説くらいが目につく。文章は、小説や思想と区別が難しいものの、諸子百家の文章ではなく、且つ杜子春などの小説でもなく、論述関係の文章や史書とまでは言えない史的な読み物が収録されている。史伝は史記と十八史略がほとんどを占める。漢詩は言うまでもなく五言絶句や七言律詩のもので、長めのものであれば長恨歌が収録されている。思想は論語、孟子、老子、荘子、韓非子、列子がほとんど。小説は杜子春的なもの。文章が短い所為か、論語は必ずといっていいほど収録されている。

ということで、全般的に漢文の教科書は以上のような布陣になっている。遺憾ながら全ての教科書に目を通したわけではないので、完全な比較は出来ないが、次回からは手元にあるものを中心に個別に見ていこう(まぁ見ていかないかもしれないけど)。

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