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漢文の教科書(補)

かつて『覚へ易い漢文重要四千単語』という本があったらしい。昭和11年の刊、著者は浅尾芳之助。

重要四千単語というからには、通常程度に必用な単語はその数倍あるということなのだろう。さすがに戦前の漢文はひと味違うな。実際問題、これだけでは漢文は読めないが、それでも四千単語というのはすごい。現在の英単語なみの多さだ。それに漢字といわずに「単語」というところがまたいい。

昨今の高校漢文(というか受験漢文)はどうでもいいから、こういうのでも復刻したらおもしろそうではある。ちなみに漢文を音でよもうが、訓読しようが、そんなことはどうでもいい。要するに一般的に漢文を読むにはこの程度の語彙力が必用だという目安として、こういう単語集があっても良さそうだというにすぎない。

もっともこの「覚へ易い」四千単語は、高等専門学校の入試によくでる単語を集めたらしいから、漢文読解のための単語集としては偏りがあると言わざるを得ない。昨日書いたように、高等専門学校の入学試験の出典には偏りがあるので、それだけではどうしても普通の漢籍を読む能力を養うことはできない。

まぁ日本人好みの漢文に多用される(というか試験で多用される)単語集とはいえ、それなりの言葉が集まっているようでもあるので、とりあえずこの四千単の訳文を現代風に変え、適当な例文を増補すれば、そこそこおもしろい本に成りそうな気もしないでもない。

なにせ漢文の単語集ときては、200語にも満たない受験漢文か、さもなくばいきなり辞典になってしまうから、その間の学習単語帳が欲しいような気がする。

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