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権衡204

二〇四 四年,逆婦姜于齊。左氏曰:「卿不行,非禮也。」非也。假令卿行,獨可謂之禮乎。

二〇四 四年、「逆婦姜于斉」(婦姜を斉より逆ふ)。左氏曰く、「卿 行かず、礼に非ざるなり」と。非なり。仮令ひ卿 行くも、独に之を礼と謂ふべけんや。

二〇四 「逆婦姜于斉」(婦姜を斉より逆ふ)。左氏は「卿 行かず、礼に非ざるなり」という。【注1】たとい卿が出向いたとしても、これを礼といえるだろうか。

1 伝には「婦姜を斉より逆ふ、卿 行かず、礼に非ざるなり。君子 是を以て出姜の魯に允あらざるを知りて曰く、『貴 聘して賤 之を逆ふ。君なるも卑しまれ、立つも廃せらる。信を棄てて其の主を壊す。国に在りては必ず乱れ、家に在りては必ず亡ぶ。允あらざること宜なるかな。詩に曰く、天の威を畏れ、時(ここ)に于いて之を保んずと。主を敬まうの謂なり』と」とある。
【参考】
『劉氏伝』……孰れか之を逆ふ。内の微者 之を逆ふ。逆は大夫の大礼なり、公 之を親らす。大夫を使ふは、正に非ざるなり。微者 甚だし。云々。(「大夫の」は原文のママ。不詳)
『意林』……「婦姜を斉より逆ふ」は、正始の道なり。之を待つに夫人の礼を以てせず、故に夫人 其の位を以て終はらず、国 乱れ子 弑され、強臣 命を擅ままにし、亡ぶに幾し。夫れ文公 妻子を存し世を伝ふるを欲せざる者に非ざるなり。闇弱惰慢にして、礼に率ひて行ふ能はず、以て苟若にして可と謂はば、何ぞ礼を之れ守らん。故に卒に禍に至るなり。夫婦の際は、人倫の首なれば、慎まざるべけんや。故に末を鑒み以て本を原ね、微に因り以て著を知る。又 独り文公の罪のみに非ざるなり、夫人と雖も罪有るに預れり。是の時に当たり、夫人 早くに喪娶の辱を避くる能はず、大礼を冒し以て往く。国人 皆 之を賤しみ、遂に據依する所無く、以て其の身を危うくし、而して其の子を亡すは、本 正しからざるに由るが故なり。殆うくして天に呼ぶも、亦た晩からずや。吾 此を以て之を観る、礼の人に於ける大なり。是れ存すれば則ち存し、是れ亡ぶれば則ち亡ぶ。文公の其の後嗣を保つ能はざるは、以て其の妻を刑むる無きに由るなり。夫人の其の位に安んずる能はざるは、以て礼に謹しむ無きに由るなり。此れ正始の道なり。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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