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四庫提要(春秋類3)059

追記(2009/03/15):以下の翻訳はこちらのページ(別館:公孫樹内)に訳し直しました。

趙汸『春秋集伝』15巻

○両江総督採進本

元の趙汸の撰。汸には『周易文詮』があり,既に登録している。本書には汸の自序と門人の倪尚誼の後序がある。尚誼は「本書の初稿は至正戊子の歳に始まり,幾度もの訂正を加え,丁酉の歳に完成した。時をおかずまた『属辞』を著され,義例は益々精密になった。そのため『集伝』の初稿にはさらに検討を加えねばならぬこと,またその序文に論列した史法や経義にはまだ至らぬところがあることが分かった。そこで戊寅の歳に再び『集伝』を執筆された。しかし筆を執られてより昭公二十八年まで進んだところで病に倒れて筆を擱かれ,ついに洪武己酉の歳にお亡くなりになった」と言う。昭公二十八年以下は尚誼が『属辞』の義例によって作った続篇であり,本書の序文にいう「策書の十五例,筆削の八義」も尚誼が改訂したもの,原本の誤植や粗漏もみな〔尚誼が〕補正したものである。ならば本書は実際には尚誼の手に成ったものである。しかし義例は一に汸にもとづいているのだから,なおも汸の著書と見すことはできるだろう。

汸の自序には,「〔春秋を〕学ぶものは,まず策書の例を知らねばならぬ。かくして筆削の義が分かるのである。もし筆削の義が分かったなら,空論による解釈などは,論難を待つまでもなく,おのずと破れるだろう」とある。経書解釈の要領を得たものと言えよう。

『四庫全書総目提要』巻28



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