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『春秋学入門』3-5

サイトの方に改訂版を公開しました。改訂済みの訳文は『春秋学綱要』と改題し、こちらサイト本館)にあります。なおブログ掲載の訳文は、煩瑣を避けるため、補注を削除しております。ご了承ください。
○最終更新日:2009/11/01

第三論文

(つづき)

〔小結〕

聖人の筆づかいは、まるで自ずから然るが如く、大きいものも微細なものも、高きものも低きものも、各々しかるべき所を得たもので、万物を生み出し行くその心は、止むことなくこの中に流れ続けている。春秋に記された事実は、魯の旧史を越えないとはいえ、その精神や風采はまるで別物である。春秋を学ぶものは、春秋の達例を知らねばならない。それを知ればこそ、日月と称謂が何であるか――後学の主張する穿鑿とは全くの別物であること――が分かるのである。また聖人の特筆を知らねばならない。それを知ればこそ、かの分義・名実・幾微の中、大義に関わるところに対しては、深くその意味を測らねばならぬことが分かるのである。もし「春秋はただ魯の旧史をつづめたもの、即ち文章を簡単にして、事件を正確に書いただけのもの」と考えるならば、それは人間ならだれでもできることである。それがなぜ春秋であり得ようか。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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