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楊修さんのこと

なんとなく「鶏肋」を調べたら、当然ながら楊修の名前が出てきた。三国志に出てきた頭のいい貴族くらいの記憶しかなかったが、ここの記事を読んでみたところ、なるほど楊修さんは馬鹿だったんだな。知らなかった。

『韓非子』にこういう話しがある。

むかしむかし春秋戦国のころ、斉の国に隰斯弥という人がいた。たいそう頭のいい人だった。斉の重臣・田常につれなって高殿に登ったときのこと。田様が四方を見渡した。三方は見通しがいいのに、南だけは斯弥の家の木が邪魔している。田常はなにも言わなかったが、斯弥は家に帰るや否や、すぐに木を切らせた。ところが使用人が斧を一二振ったところ、斯弥は止めさせた。そこですかさず執事さん、「慌ただしいですな。切らせたり、止めさせたり。」斯弥、「俚言に言うではないか、『淵中の魚を知る者は不祥』と。田様は殿を弑するおつもりだ。そんな大事なとき、私が人の心の奥底を見抜いたらどうなるか。私の身は保てまい。木を切らずとも、罪にはなるまい。無言の中に心を見抜けば、恐るべき罪に陥ろう。」こう言って切らずに終わった。


本当に頭の良い人間は、たとえそれが世のため人のためだろうと、自分の身に危険が及ぶような発言はしない。ましてや「ちょっとした自慢」のために命を犠牲にはすまい。楊修さん、単なる軽薄な知恵者だったらしいね。まあ上の記事が本当ならの話しだけれども。

そうそう上の『韓非子』は説林上の逸話。意訳......とすらいえないほどの自由訳。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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