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秦山先生の墓

秦山先生のお墓。夏に行ったせいか、道には草木が生い茂り、そばにはでかい蜂が通ったりと、ハラハラしました。幸い蛇はでませんでしたが。なにはともあれ、これで念願の秦山先生のお墓に詣でることができました。

谷秦山(1663~1718)、名は重遠。土佐南学(海南朱子学)の泰斗として日本思想史上にその名を止める。秦山は、日本人でありながら、日本の学問や歴史をなおざりにし、西土(中国のこと)の学問に心を奪われた当時の知識人を批判し、日本人は日本人の学、日本の学を修めなければならず、あらゆる学問はその羽翼として処置すべきであると主張した人物で、一種の国体観念の持ち主として知られる。このため戦前はこの方面で随分評判が良かった。

しかし秦山の偉大さそれに止まらず、日本の学が何であるかをみずから解明しようとした点、次世代を担う多くの(土佐の)人材を育成した点、深刻な自己批判による人間の本質を直視した多くの発言を残した点など、多々存在する。特にその晩年12年を無名の罪によって閉門蟄居を命ぜられ、不遇のうちに命を落としたにも関わらず、秦山は甘んじてそれを受け入れ、人として正しい道を追求して止まなかった。秦山の誠実な生き方は、現在なお学ぶべき点が多い。

というわけで、私は秦山の御墓に一度は詣でたいと思っていたのだが、この度その念願を果たすことが出来た。日頃から写真を撮ることがないので、下手くそなものになってしまったが、記念に写真でも貼り付けておきたい。以下、私のたどったルート。

(1)高知駅から在来線に乗って土佐山田駅に向かう。本数はあまりないが、のんびりした田園を楽しみながら、だいたい20分強で到着する。

(2)土佐山田駅には小さいながらキヨスクとパン屋がある。パン屋には休憩場所(パン購入者限定)があるので、ちょっとした食事ができる。

土佐山田駅から車か徒歩になるが、歩いても20~30分で到着する。私は歩いて行った。


大きな地図で見る

土佐山田駅からは目印が少ないので分かり難いが、まず土佐山田小学校前の踏切を越え、そのまままっすぐ大きい通りまで進む。大きい通りに出ると、「さくら動物病院」を目指して右に進む。病院前には看板が立ってあるし、周囲に建物もあまりないので、見落とすことはないだろう。

その「さくら動物病院」から太めの道を北上するのだが、途中に一度だけ左手に折れる道があるので、そこには入らず、そのまま直進する。ほどなく左手に秦山公園とレジャー施設が、右手に墓地が見え、そこをさらに進むと、いよいよ秦山墓所の入り口に到着する。

(3)いよいよ秦山墓所へ

zinzan06


秦山墓所前の通り。

秦山墓所前の通りは、普通の墓地に繋がる舗装された道路と、草の生えた道があるが、秦山墓所は左手の未整備の道を進む。

秦山の墓05

↑お墓への道(1)

なんだかすごそうな道ですが、距離はたいしてありません。普通に歩いて1~2分程度です。

秦山の墓04

↑お墓への道(2)

もう少し進むと、秦山のお墓が見えてくる。草の生えた通路とはいえ、それなりに整備された跡がありましたので、定期的に掃除されているのでしょう。

秦山の墓03

↑秦山のお墓周辺。

秦山の墓01

↑秦山先生のお墓。

秦山の墓02

↑墓石を拡大した写真。

墓前の告文によると、秦山先生の御墓祭は毎年二月の第三日曜日、午前十一時から斎行されるそうです。ということで、全くの時季外れにお参りにいった私でした。

秦山の遺言で、墓は不必要に大きくせず、質素に作られていました。偉大な足跡を残した人物のお墓とは思えないほどこじんまりとしていましたが、そこがまた質素を重んじた秦山先生らしいとも言えます。

ここでしばし秦山先生のお墓に黙祷をささげ、元来た道を引き返したのでした。


追記:
「土佐の歴史散歩」というサイトにも秦山先生の御墓の写真が掲載されています。そちらは春の写真らしく、写真の写りも綺麗です。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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