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新刊?

書虫の新刊を見ていたら、春秋胡氏伝邵雍集が目に付いた。

胡氏伝は南宋の胡安国という人物の書いた書物で、それ自体はごくありがちな春秋の研究書だ。ところが間違って明代に流行したものだから、清代に徹底的に罵倒され、現代でも無価値な書物とみなされている。故ないことではないが、明人に評価されたのが運の尽きとしか言いようがない。明はあらゆる学問を滅ぼしてしまう恐るべき時代だ。

書虫の説明によると、本書は両浙作家文叢系列から3月に2000円弱で発売されるらしいけど、どんなものだろう。もしかして研究書か?もっとも、仮に校点本でも、あえていまさらそんなものを使う必要を感じないので、買うかどうかはかなり微妙だ。

邵雍集はねぇ、たぶん七八年前なら喜んで買ったと思う。でも、こちらは「あえて」ではなく、「もう」、いまさらそんなもの買っても哀しくなるだけだ。どうせ道学者の本なぞ読む必要もないので、穏当にパスかな。

この邵雍集、先週のカタログには「中国古典文学基本叢書」と書いてあったので、なんで邵雍なんぞが欧陽修先生や蘇軾先生と並んでるのか不思議だったが、土曜日に添付された写真を見ると、きっちり「理学叢書」のマークがついている。だよねえ。邵雍は理学で十分だよ。

言うまでもなく、邵雍はシュウトンイとか程頤とかテイコウの先輩みたいな人で、王安石の悪口を言ったことで知られている。あと息子の邵伯温と孫の邵博も旧法万歳的な態度で、近代の学者から大いに顰蹙を買った。それ以外では無名といっていい人間だが、強いてあげるなら、邵雍には『皇極経世書』という書物があって、数遊びで世界の全歴史が分かるとほざいていたらしい。ピュタゴラスのような古い時代なら尊敬できるが、10世紀の人にそんなことを言われても。

もう一つ、少し前に公羊伝の入門書っぽいものが発売されたらしい。けど、買うのは止めた。お金もないが、それ以上に最近は学問的なものを見ているだけで、なんとも心が虚しくなる。............道学的には心が虚しくなるのはいいことなのか?

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