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妖人妖言・丁謂

北宋初期の権臣・丁謂の言葉。世情の表裏精粗を嘗めつくし、数万の謀略に通じた丁謂だけに、王曾の評とはまた別のスゴミがある。


宰相の丁公が中書省にいたころのお話。

ある日、同僚にこんな謎をかけた。

丁、「前漢の高祖をどう思う。」

同僚、「無位無冠から天下を取ったばかりか、政治のやり方ときては、また何とも雄大高遠なこと。実に一代の英雄と言えるでしょう。」

丁、「英雄だって?あんな男、張良が左に導けば左、陳平が右に動かせば右、項羽が死んで天下に主がなくなったから、うまく権力を握れただけのこと。周囲に流されるだけで、なんの向上心もない。単なる田舎のジジイだ。」

またこんな言葉も口にした。――「古今のいわゆる忠臣・孝子というやつは、全く信ずるに足らない。どうせ物書きが粉飾して、後世の美談に仕立てたのだろう。」

これらの発言は一時の戯れであろうが、その品格を瑕つけるものではあるだろう。


王曾『王文正公筆録』

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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