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四コマ感想

久しぶりの四コマ感想。気になる単行本は多かったが、実際に読む単行本は少なくなりそうだ。

ひなちゃんが王子! (バンブーコミックス)ひなちゃんが王子! (バンブーコミックス)
(2010/03/27)
山口 舞子

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小学生のひなちゃんが、高校生の姉を守るべく王子となって活躍する四コマ。守ると言っても、そこは小学生のことだから、どちらかというと「見守る」といった方が近い。だから王子らしいのは、服装だけということにならないでもないが、心意気が王子ということで。

物語の途中でひなちゃんの王子様(お姫さまでもありうる)らしき男の子が登場して、徐々にひなちゃんのなかで王子とお姫さまの天秤にぐらつきが生まれるが、そこは最終回、綺麗にまとめていた。ということで(?)、一言で言って、かわいい子供の四コマだな。

本作のひなちゃんは、たしかにかわいい仕草をよく見せる。姉を守るべく成長したいひなちゃんに、大きくなるためと称して嫌いなピーマンを食べさせると、ひなちゃんはなんと「かっこいいですね」とかいって、「お世辞でピーマンに取り入ろうとする」。これには笑ってしまった。これが本作のひなちゃんのかわいさなのだが、実際のところ、本当の子供はこういう仕草をしないだろう。

だから本作のひなちゃんのかわいさは、大人の願望を子供に仮託したものと言える。もちろんそれを承知の上で、かわいいといって楽しむものだから、なんの不足も不都合もないが、少し前に下の四コマを読んだので、なんとなく、子供らしさに注目してしまったのだ。

男装の麗人ならぬ「かわいい王子さま」ということで、やや最近の四コマに近いものの、どちらかというとのほほ~んとしたキャラクタを愛でる四コマだろうか。表紙買いしても外れることはないが、最近流行のものを過剰に期待すると、少し肩すかしを食らうおそれがある。


ヒツジの執事 (まんがタイムコミックス)ヒツジの執事 (まんがタイムコミックス)
(2010/03/06)
ナントカ

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まさか単行本になると思わなかった。『新釈ファンタジー絵巻』のスピンオフ(?)作品。なぜか単行本にともないタイトルが『ヒツジの執事』になったが、本来は『子うさぎ月暦』だった。私は原題の方を気に入っている。本作と同時に四コマならぬ『ミニっきえにっき』が『まんがタイムラブリー』で掲載されていたので、当然こちらの単行本も期待されたにも関わらず、いまだに単行本化の噂は聞かない。

そもそも『新釈ファンタジー絵巻』も第1巻を出してぬか喜びさせたあげく、クライマックスでの盛り上がりを余所に、結局、第2巻は発売されなかった。あの当時、私は『ジャンボ』を講読していたので、切り抜きでもと思っていたが、まあ第1巻も出たし、『影ムチャ姫』の第1巻もあるし、大丈夫だろう、とか思って捨ててしまった。悔やまれる話しだ。と言いつつ、『子うさぎ月暦』の切り抜きも持っていないので、なんとも薄情な話しではあるのだが、『ジャンボ』は購買しなくなったからなぁ。それにしても『新釈ファンタジー絵巻』の第2巻は残念だ。

さて本作『ヒツジの執事』は、両親を事故でなくしたミニ様が、執事のサフォークともども屋敷の住人に育てられる話し。とはいえ、ミニ様はまだ赤ん坊なので、話しのほとんどはサフォークがらみのもの。出て来るのは、羊とか犬とか馬とかの擬人化したものばかりだし(サフォークじしんが羊だしね)、そもそも技術の進んだお月様での話なのだが、妙に現実味がある。なんというか、人間の心をうまく描いており、唸らされるところが多い。(というか、本書だけを読めば、なんとも人間味溢れる、ほほえましい四コマに見えるだろう。が、実際のところ、連載中には、グロというか、やりすぎというか、単にほほえましいだけの四コマではなかった。『影ムチャ姫』とか『新釈ファンタジー絵巻』ほどではなかったと思うが、そういう作品だったように思う。念のため)

一方、いまだ単行本化の兆しのない『ミニっきえにっき』は、これより後、ミニ様が少し大きくなってからの話しのでようで、ミニ様の絵日記という形をとって話しが進められる。上の『ひなちゃんが王子』は、どちらかというと大人の思いを子供に託したところがあるのだが、『ミニっきえにっき』は本当に子供のすることを描いている。子供はこういうことをするな、という展開が多い。ミニ様がサフォークのために取ってきたイモを、いろいろあって、怒ってたたきつけるシーンは感心してしまった。たしかに子供はああなんだ。思わず子供の時分を思い出してしまう。

ちなみに本作は連載を全て収録したものではなく、15話ほど抜けている。2冊にはならない分量だし、かといって1冊にはまとまらないのだろうが、なんとも悔やまれる単行本化だ。とはいえ、本作はいい作品だと思うけど、最近の流行からはずれているので、どうしても売れにくいのだろう。単行本が出ただけでもマシなのかもしれない。残念ではあるが。

そうそう、本書はまだ「在庫あり」状態なのだが、早くも完全版の「復刊」を望む声がでているらしい。私も同じく望んでいるので、復刊ドットコムのリンクをはっておこう。ついでに『新釈ファンタジー絵巻』と『影ムチャ姫』も。少しずつ得票に差があるのがおもしろい。

影ムチャ姫【完全版】
新釈ファンタジー絵巻【完全版】
ミニっきえにっき
子うさぎ月暦


ただいま勉強中 3 (まんがタイムコミックス)ただいま勉強中 3 (まんがタイムコミックス)
(2010/03/06)
辻 灯子

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発売から時間が経ってしまったが、辻先生の新刊。わりとあっさり終わってしまって、ちょっと拍子抜けしたものの、改めて読み直してみると、それはそれでこんなものかなと思わないでもない。なんとなくこの前の『ラブリー』のセレクションで辻先生のむかしの絵柄を見たせいか、本巻は全体的に美人さんが多く感じるのみならず、ところどころの仕草はべっぴんのようにも思えた。

本巻にも未収録作品があるらしく、「まんがタイムWAVE」に単行本特典が公開されている。単行本の帯についているパスワード必須。まだこれでも1話ほど足りないのがあるらしいが、そこまでは知らない。

しかし奇縁というのはあるもので、本作のおかげで四コマについて話しをする人ができた。私は引きこもりがちなので、こういう話し相手ができるのは嬉しいことだ。無論、相手も私も互いのことは知らないし、また知る必要もないのだが、いろいろ頑張っている人なので、心ひそかにエールを送っている。ちょっと話しが逸れてしまったが、要するに、『ただいま勉強中』には、四コマだけでなく、そういう想い出もつまっている。


最後に、『佐野妙スペシャル』が4月19日に発売される。中心は当然ながら『森田さんは無口』だろう。というか、たぶん第2巻が発売されたら、かなり重複していると思う。しかし、もう2巻目を出せるだけの原稿料はじゅうぶん貯まっているだろうに、それを出さないのは、やはり忙しいのだろうね。まあ余り無理はして欲しくないので、特別号で我慢しよう。それに今回は蔵出し作品もあるらしいから、あんがい普通に単行本2巻が出てしまうより、お得なのかもしれない。師走先生の『奥さまはアイドル』とともに、来月の購入分として決まっている。


......気付けば無駄に長く感想を書いてしまった。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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