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『艮背語録』中の秦山記事

目が冴えて寝られない............困るなぁ。ということで、『艮背語録』(『神道大系』垂加神道上)でも読んで眠気を誘おうと思ったら、目が醒めてしまった。余計なことをしたもんだ。

同書最後の2条に秦山関係の記事があったので抜粋。

○正徳年間、朝鮮人來朝、學士李東郭、書記嚴龍湖等ト我邦ノ文士ト出會、贈答ノ詩文書翰ノ書ニ雞林唱和續集ト云モノアリ、其中ニ本朝ノ儒士三宅九十郎觀瀾ト號スル者ノ嚴龍湖ヲ送ル書中ニ靈社ノコトヲ舉テ稱シタル文アリ。三宅氏ハ淺見十次郎門弟ト云コト、保建大記打聞ト云書中ニ書キタゾ。(486頁)

○神代卷、中臣祓、コレニ鹽土傳ト云注ヲ土佐ノ谷丹三郎トカヤ云モノ著シヽガ、用ニ立モノニテハナシ。丹三郎ハ靈社晩年ニ講席ヘ出シ者ニ谷八ナルモノ土佐ヨリ來リシガ、蓋シソノ人カ。八ハ直授門弟ト云ホドノ者ニハ非ズ。靈社沒後、土佐ヨリ京師ニ來リ、竹村市兵衞ヲ訪ヒ、靈社ノ行状カ、又ハ年譜ナリトモ書キ立ツベキニ、親炙門人衆ソノ志ハ無之ヤナド云ヒ、靈社眞跡(シンセキ)ノ故紙(ホウグ)ナド市兵衞モトニ有リシヲ多ク取、歸リシトナリ。其事ヲ淺井萬右衞門等聞テ、竹村ヲシカラレシトゾ。先生ヘ淺井ヨリ贈ラレシ書中ニ在リ。(486-487頁)


清八って誰?記事だけ見ると秦山らしそうだけど。上の『保建大記打聞』は秦山の著書で、栗山さんの『保建大記』の講義録。その序文に浅見絅斎のことが出て来る。

しかしこれらの書き方からすると、植田玄節(艮背)は秦山をよく知らなかったのかな。『艮背語録』の「霊社従学ノ人」(479頁以下)にも秦山の名はないし(『垂加霊社門人大略』には記名されているらしい)。もっとも玄節がわざと知らないふりをしているなら、それはまた別の話になるけれども。

まぁ、秦山は独学の人だからな。艮背に褒められて価値があがるわけでなし、貶されたからといって、なんの参考にもならん。いや、別に艮背にケチをつけるきはないよ。そもそも私は艮背の学問がどんなものか、よく知らないのだし。小林健三さんに「知られざる植田艮背」という論文があって、私も読んだけど、なんというか、まあ、読み終わっても玄節のことはよく分からなかった。

ちなみに上の論文、国会の雑誌記事索引で調べると、「植田背」でヒットするのがある。できれば直して欲しいところ。

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