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資料処理の速度(蓬左文庫編)

古典籍の複写を頼む人はそういないだろうが、私のような変な人間は、その手の機会がないでもない。もっとも古典を多く収蔵している大学の図書館は、善良な一般人が利用するのは難しく(卒業した大学は別だが)、あってもなくても同じというような感じになる。で、勢い、国会図書館とか、そういう仰々しい肩書きを持つところに頼ることになる。むろん料金は決して安くないので、私も片手で済むくらいの回数しか依頼したことはない。

それはともかく、国会図書館は対応がスマートで処理もそこそこ速く、個人的には好印象を持っている。でも蓬左文庫はもっと処理速度が速い。

ところが残念なことに、国会図書館が利用の仕方に細かく利用方法を記しているのに反し、蓬左文庫はなぜかその点が不親切で、分かりにくい。そもそも郵便による複写を認めているのかどうかも、サイトの情報だけでは判別が難しい。

実際は蓬左文庫も郵送による複写を認めているし、料金もバカような高さではない。同館は道学資講といって崎門関係の資料を多く収蔵しているので、その種のものに興味ある人間としては、せっかくいろいろなサービスを用意しているのだから、いささか勿体ない感じがしないでもない。

で、以下、基本的な流れ。
  1. 蓬左文庫に必要箇所を連絡する。
  2. 蓬左文庫側から可否の連絡があり、可なら、必要経費と申請用紙(PDF)がメールで送られる。
  3. 現金書留と申請用紙を蓬左文庫に送る。
  4. 蓬左文庫から代金着払いで資料が届く。
  5. 資料を受け取る。
となる。ちなみにマイクロから複写の場合、料金は1枚25円(2010/04/17現在)。

私の経験したところ、いきなりメールを送りつけると、不達になる可能性があるらしい。理由は不明ながら、もしかしたら迷惑メールに振り分けられているのかもしれない。だから連絡をする場合は、まず電話をかけた方がいい。

もっとも電話をかけても、細かい資料の指定はむつかしいので、結局はメールを送ることになる(ファックスがある場合は、ファックスを推奨しているようだが)。その際の注意点として、郵送による複写依頼は、できるだけ全冊申込(1冊まるごとの複写)が望ましいらしい。理由は、冊内の一部だと、マイクロのコマ数を数える必要があるので、料金の換算に時間がかかるかららしい。

例えば、巻193には
  • 中和集説筆記
  • 中庸説話
  • 人心道心考
  • 中庸大意
の四書が収録されているが、その中の「人心道心考」が欲しい場合は、これの含まれる冊を全て依頼することになる。巻と冊はだいたい同じだが、異なる場合があるので注意が必要。ちなみに1冊あたり500~800円くらいと思われる(線装本だから、数千頁の冊はない)

また申請書には「利用目的」を具体的に記入する必要がある。したがって「研究のため」のような書き方はだめで、「名古屋における道学を調べるため」とか言うように、なにかしら固有名詞のようなものを記入しなければならない。


ということで、依頼フォームもなく、現金書留以外に送金方法がない等、やや面倒なところはあるのだが、そのかわり(利用者が少ないからか)複写処理は異様に速かった。私の場合は、現金書留が到着した日に複写して発送したらしく、現金書留を送った日から数日後には資料の複写を入手できた。

ああいうところは処理が遅いと決まっているのだが、あまりのスピードに驚いたこと驚いたこと。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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