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気になる本

1.書虫の新刊
2.サイト更新
3.京都の愛宕郡
4.中国経学
5.紙芝居
6.農業

(※)以下本文

1.書虫の新刊

書虫の新刊案内を見ていたら『左伝学~早期流変研究』というのがあった。内容紹介がないのでよく分からないけど、「早期流変」はどの時代のことだろうか。戦国か、前漢か、それとも杜預のことだろうか。興味はあるしそこまで高くないけど、別の本を注文中なので見合わせる。

それと北京大学中国古文献研究中心集刊(第9輯)に趙伯雄氏の「《春秋》詮釈中的譬喩之趣」という論文があるらしい。趙伯雄氏は私が尊敬する数少ない学者の一人で、論文の題目もなかなかおもしろそうな感じはするが、さすがにこの一本のために4000円以上出す気にはなれず、こちらも断念。

趙伯雄氏がどういう人なのか全くしらないが、氏の研究には優れたものが多い。氏は春秋学の歴史を論ずるだけでなく、それを借りて春秋学の本質的な問題を解明しようとしている。さらにまたカバーする範囲が広く、個々の文献に対する理解も深い。

例えば春秋学は漢代と宋代と清代に分かれ、漢代と清代は三伝専門を、宋代は経文独尊を得意とする。したがって経文の事例を考える場合、清代の成果よりも宋代のものを用いた方がより効果的な説明ができる場合も少なくない。ところが世の春秋学者は一般に漢代か清代の研究が多いため、どうしても論証にそれらの成果を用いる場合が多い。しかし趙伯雄氏は経文の事例や経文の性質を論証するのに往々にして宋代の学説を用いている。これは非常に見識あるやり方だ。できれば氏の論文を全て読んでみたいが、残念ながら入手する術がないのでこちらも諦めざるを得ない(A氏曰く明らめざるを得ない)。

2.サイト更新

どうということはないが、谷真潮の文章を二つほど公開した。

谷真潮「楠瀬清蔭墓碣
谷真潮「送楠瀬清蔭為運輸官之浪華序

2つとも楠瀬清蔭という人に関係する記事。清蔭氏は真潮の弟子だったらしい。

3.京都の愛宕郡

というと、そのむかし粟田寺とかいう粟田氏の寺があったとか聞いたことがある。それでむかし調べようと思いつつ、結局忘れてそのままになっていたのを思い出した。奈良時代以前の山背国には粟田氏と小野氏(両方とも和邇氏の出)の土地があったらしく、それにちなんだ寺とか神社があったとかなかったとか。

粟田氏も小野氏もともに外交通(A氏曰く凱交通)だったらしく遣唐使の使者(A氏曰く死者)にも何度か選ばれている。ただ小野氏の方は現在でも滋賀県(A氏曰く滋賀件)に小野神社とかいろいろ残っているし、平安時代もそこそこ活躍したのに、粟田氏は奈良時代以降(というか真人以外は)さっぱりというところが哀しい。むろん私は粟田氏の方が好きだった。

しかも平安時代に藤原の某が粟田の附近に所領を持っていたので「粟田殿」と呼ばれてから(たしか粟田の出入り口が「粟田口」だったと思う)、ほんらい粟田氏にちなんでの粟田だったのに、それ以後、粟田は藤原氏に関係することになってしまった。けしからんはなしだ。

さらに京都の東山には粟田神社というのが現在も存在するが、これも粟田氏とは全く関係ない神社だったりする。むかし読んだ社伝によると、大昔は粟田一族の神社だったらしいが、いつのころか粟田氏が大挙して名古屋の熱田神宮に遷ってその宮司の一つになったため、それ以後粟田神社は粟田氏とは関係ない神社になったとか。

その社伝は全体的にどこかの歴史資料を写してきたような出来だったので、社伝じたいは由来あるものかどうか怪しいのだが、現在でも熱田神宮附近には粟田さんがたくさん住んでいるらしいので、あんがい粟田氏が大挙して遷ったというのは本当なのかもしれない。たしか名古屋の粟田さんは「あわた」じゃなくて「あわだ」だったように記憶するが、調べるものが手近にないので断定はできない。

どうでもいいけどATOKだと「あたご」でしか変換できない。「おたぎ」なんだけどな。それと「栗田さん」にはよく出会うんだけど、「粟田さん」には出会ったことがない。それほど珍しい苗字でもないと思うんだが。

4.中国経学

中国経学の第5輯、ちゃんと出版されているそうです。ネットに目次とか表紙の写真がころがってました。書虫に表紙の写真がないのは、だれも購入しなかったからでしょう。本輯にもなかなか注目すべき論文が掲載されていました。なんとか読みたいところですね。でも日本人の論文が翻訳されているらしく、これは大幅に減点とせざるを得ません。今後はこういうことは止めて欲しいものです。

5.紙芝居

下手に文とか書くより紙芝居の方が取っつきやすいのではないか。歴史を説明するとなると当然のように文章か漫画と思っていたが、紙芝居も捨て難いものがある。まあ、文章には文章の、漫画には漫画の表現方法があるのと同じように、紙芝居にも紙芝居のそれがあるから習得は容易ではなかろうが一考に値するような気もしないでもないこともないこともないこともないかもしれない。ないないづくし。

6.農業

「食料自給率40%」は大嘘!どうする農水省

おもしろい意見だと思うし、農水省が駄目なのはそのとおりだろうが、この手の問題についてはデータの扱い方から補助金の問題、その利用の仕方まで、いろいろ考えないといけないことも多い。リンク先で問題になっている『日本は世界5位の農業大国』(リンク先の対談者・浅川芳裕氏の著書)についても、Amazonの低評価のレビューに参考となる意見もある(Amazonへは自分で行ってください)。

もっとも農業に対する不信や不満は単に自給率だけの問題ではないと思う。税金徴収の方法とか、サラリーマンの源泉徴収との関係とか、組合にからむ政治の問題とか、いろいろなところに不満があるのは否定できない。平たくいうと、農家以外の人間から見て農家が得しているように感じるのが問題なんだろう。ではサラリーマンやめて農家になるかと言われると(レクチャーなどがあったとしても)結局大半の人はやらないのだから、現実的にそれほど農家がうらやましがられているわけでもないのだろうが。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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