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増補その他

1.昨日の増補

昨日の林癸未夫『国家社会主義論策』抜き書きを増補した。現在からみると全体主義国家は素晴らしいみたいな発言は気が狂ってるとしか言いようがないが、当時としては(少なくとも一部の学者にとっては)当たり前のことを発言したに過ぎなかったはずだ。価値や思想は怖ろしいものだ。しかし怖ろしいからといって敬して遠ざけても危険性は減ぜぬどころかかえって増すものだ。

それはともかく私としては林癸未夫氏の文章より石川準十郎氏のものの方が気に入っているが、これは著作権の関係でとうてい外に出せないので、興味のある人は自分で調べて読んでください。

2.龔道耕の論集

きょう届いた。ずいぶん大きい本だね。李源澄の経学通論と2冊同時に購入したのだが、李源澄のが新書大の大きさだったから、よけいに龔氏のが大きく感じた。

李源澄のは770円の値段より少し粗雑な感じのする本で、横書き簡体字、レイアウトも決して見やすいとは言えない。端的に言うと漢字が大きすぎ、しかもノドが充分に取られていないので、すこし差し迫ってくるような印象を拭えない。ただコンパクトなので持ち運びには便利だ。

龔道耕の儒学論集は逆にちょっと大きくて使いづらい。B5(大?)くらい。龔氏のはまだ薄いからいいけど、同シリーズの他書はこの倍の頁数だから、恐らく使いづらいだろう。レイアウトは横書き繁体字で、読みやすく綺麗な出来映えだった。

収録内容はなかなか完備している。冒頭には前に紹介した舒大剛氏の論文があり、経学通論と中国文学史略論の二大主著と、(舒氏の指摘する)主要論文が収録され、さらに附録には年譜、著作目録索引、伝記資料目録索引、伝記資料(墓誌銘など)が添付されていた。残存文献の収録率はまだ調べていないので分からないが、舒氏の論文から判断して、儒学論集というにふさわしい収録内容だと思う。

以上、誰も待っていないと思うけど、とりあえず報告まで。でも電車で読むには持ち運びに便利悪い大きさだな。どうしようかな。

いまさっき裏表紙を見てはじめて気付いたけど、このシリーズ(二十世紀儒学大師論集)には「皮錫瑞儒学論集」と「銭基博儒学論集」も発売されるみたいですね。銭基博はともかく、皮錫瑞は何を収録するつもりだろうか。経学歴史と経学通論ならちょっと幻滅してしまう。六芸論疏証と聖証論補評にしてほしい。どうでもいいけど、李源澄とか龔道耕とか劉師倍とか章太炎が発売されるのに、なぜ四川大学の出版物で廖平が無視されているんだ?それとも真打ちはこれからなのだろうか。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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