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sibucongkan

公羊伝と穀梁伝の四部叢刊を探すべく何気なく調べていたら、臥遊堂というところで四部叢刊初編がたくさん出品されていた。収録書名から推して、例の単品の洋装四部叢刊ではなく太っちょの方のだと思うけど、欠番があるからセットで流れたわけでもあるまいし、バラで誰か売っぱらったのだろうか。

四部叢刊というと善本が集まっているので、論文や翻訳の底本に使われる。ふだんは校点本や粗悪本を利用しておきながら、論文を提出するときだけ自分の必要箇所(引用箇所)を四部叢刊と比べて「底本は四部叢刊を利用した」みたいなことをするふとどきな人間がいるとかいないとか、そういう話を聞いたこともあるほど、権威ある本といえる。

もっとも最近は整理本が多く出版されているので、あえて読書に四部叢刊を選ぶ人も少ないだろう。それしか利用できなかった大昔はともかく(そういう時代はたぶんなかったと思うけど)、整理本があるならそれを読んだ方が便利だし参考になるに決まっている。

だいたい四部叢刊に収録されているもので整理本がある場合、四部叢刊を参照していないものは存在しないといっていい。もし参照していなかったら、それはよほどの俗悪本だ。だからふだんはさしもの四部叢刊も校正とか校勘とかするときのために利用するにとどまる。

それはともかく、上の古本屋には公羊伝と穀梁伝がなかった(第3冊目に爾雅などといっしょに入っている)。もちろんハナから買う気はなかったとはいえ、経部が売れるとは珍しいとか思ったが、考えたらあの冊には論語が入っているのだ。日本には奇特な人がいるから、もしかしたらそれで売れたのかもしれない。

でもまあ......どうせ違法だろうからあえて推奨はしないけど、中国には四部叢刊の画像くらい流れてるから、あえて買う価値があるかと言われると疑問だ。私は近くの大学に線装本の四部叢刊が入っているので、経文の校正にはそれを見せてもらいに行く予定です。いや、もしかしたら手持ちの粗悪本(明版の復刻みたい)を見るだけかもしれないけど。


ちなみにタイトルは検索よけです。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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