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雑記

無駄に疲れた。やはり一日一伝は無理だな。

1.続通鑑紀事本末
2.責任ある地位につくこと
3.あおやまおわった。
4.漏れた人々
5.論文
6.君側の奸

※以下本文

1.続通鑑紀事本末

前から気になっていたところ、ネットに目次だけ流れていた。

續通鑑紀事本末目錄

これって宋史紀事本末+金史紀事本末+元史紀事本末ですか?目だけ同じで実は異なるという場合もあるが、ふつう目が同じなら実も同じだから......どうなんだろう。実物見る機会があればすぐ分かるんだけど、まあ頭の片隅にでも置いておこう。

北宋の紀事本末といえば長編紀事本末を挙げなければならない。が、これは一部が欠落しているので、どうしても通してとなると、宋史紀事本末になってしまう。もう少しいい紀事本末があればいいのにと思って、続通鑑紀事本末に期待していたのに、これでは期待薄だな。

2.責任ある地位につくこと

金軍の攻撃を目の当たりにした開封府。城内の防備を点検させたところ、穴が見つかった。さて、どうする?

欽宗、「何かいい策はないのか!」

宰執、「……」

李綱、進み出て、「事ここに及んでは、軍馬をめぐらせ、民の動揺を抑え、防御に徹して勤王の軍を待つより他に手はありません。」

欽宗、「誰を将軍にすればいい?」

李綱、「ひごろ朝廷が高爵厚禄でもって大臣を養っているのは、蓋し有事に用いんがため。宰相の白時中や李邦彦らは読み書きができるだけで、とても兵のことは知らぬでしょう。しかし彼らには身分があります。将兵を鼓舞し、敵の鋭鋒を防ぐのは、まさしくその職責とするところと存じます。」

白時中、「お、お前だって戦えないくせに!」

李綱、「恐れながら、陛下が私を庸懦とみなされず、兵をお貸し下さるのであれば、願わくは死をもって恩に報いるのみ。しかし私は身分が低く、将兵を畏服せしむるのは困難です。」

欽宗、「執政に欠員はあるか?」

趙野、「尚書右丞が空いております。」

欽宗、「では李綱に右丞を与えよ。」

で、李綱さんは勇んで金軍と戦ったという話。一国の宰相なんだから、国の一大事に命を賭けろというのは、あまりにも当然のことといえる。李綱の発言は深い。もっとも聶昌とか張叔夜みたいな人は、こういわれて勇んで戦いに行くだろうから、血気盛んな人には通用しない言葉ではある。

3.あおやまおわった

さきほどジャンボの11月号を読んだ。あおいちゃんとヤマトくんの最終回。残念なような、最後を読めてよかったような、最終回はいつも感慨深い。単行本は12月の7日だそうです。これでジャンボとはしばらくお別れだな。

4.漏れた人々

おもわず孫傅まで終わったので、張叔夜は意地でも終わらせる予定。さらに予定を重ねると、王雲から始まる次の巻と、できれば宦者伝下の童貫と梁師成に及びたい。忠義伝の李若水なども魅力的ではあるが、今回は遠慮しておこうと思う。理由ですか?宰執クラスの権力者の伝記を読んでいるからです。李若水がつまらねえ男だからではありません。

前にも書いたけど、『東都事略』は北宋の歴史を記した書物だから、南宋まで生き延びた人間の伝記が欠落している。南宋で大活躍?だった李綱は仕方ないにせよ、北宋末の歴史を語るにおいて李邦彦、余震、呉敏、趙野、曹輔、耿南仲、宇文粋中などの伝記がないのはやはり手落ち感がある。もちろん他にも宗澤や許翰などもおり、結構な人々が抜けている。

彼らは『宋史』を使えば紹介できるけど、さすがにめんどくさいなー

そうそう『宋史』にも伝がない人に王時雍がいる。かれは北宋末のどさくさに紛れて権力を握ったけど、結局張邦昌が高宗に下ったので権力を失い、そのまま罪人として死を命ぜられた。姦臣伝とか叛臣伝に入ってそうなんだが、全ての資料から無視されている。伝を立てるのも汚らわしいという感じだろうか。

張孝純にも伝がない。彼は太原府の知事として粘罕の攻撃を数年にわたって持ちこたえたが、あっさり朝廷に見捨てられ、城も陥落してとらわれの身となった。城が落ちたとき、部下の主立った人間が戦死したのにも関わらず、彼だけは生け捕りになったのは不思議なことだが、女真は彼の能力を評価し、劉豫の偽斉で宰相っぽいことをしていたらしい。南宋側から何度か帰順(投降?)を呼びかけたらしいが、理由は不明ながら、それらを断ったというのは分かっている。しかし結局彼がどうなったのかはよく分からない。張孝純は北宋の臣下で、女真の臣下で、さらに偽斉の臣下だから、扱いが難しいのだろう。そこそこ活躍したはずだが、『宋史』はもちろん、『金史』にも伝は立てられなかった。

というような人間が他にたくさんいる。彼らの生涯を調べるのもまた一興なれど、しょせん一興にしかならないだろう。そこまで興味もないから調べるのはよそう。

そういえば台湾の中央研究院には宋人伝記資料索引の検索があるらしい。むかしパスワードなしに入れたとき存在を確認した。こういう検索工具書も検索で使うんだね。便利ではあるわな。

5.論文

ようやく熊本先生の論文を入手した。って、近くの図書館でコピーしてきただけだけど。う~む、あいかわらず素人お断り的な研究だな。ますますファン度があがってしまう。

研究のレベルを:

素人レベル→教養レベル→専門レベル→専門中の専門レベル→まにあレベル

に分けると、専門レベル以下をすべて切り捨て、専門中の専門レベルからしか説明してない感じだな。人物でいうと呂大防とか劉摯とかの名前を聞いて役職と活躍時期がすぐ分からないようでは、読んでも全く意味不明だ。しかも研究論文を重ねるにしたがって説明が減っていったのではなく、先生の場合ははじめからこうだからなぁ(いちおう公式に出た論文は、科研を除いて、すべて目を通しているはず)。研究するならこうでないといけない。教養レベルで分かるようなことをもっともらしく論じたものを論文とはいわない。

はやく研究書だしてくれないかな。出たらこれだけは絶対に買うんだけどな。

6.君側の奸

ジョークを楽しんでいるところに冷や水をかけるのは礼儀にもとるが、一つだけ言っておきたいような気がしてきた。勝者の歴史はうさんくさいが、敗者の歴史はそれと同等以上にうさんくさい。中立無私の歴史は存在しない。歴史そのものがうさんくさいのだ。

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No title

「あおいちゃんとヤマトくん」終わってしまいましたね 個人的には意外な終わり方でしたが。

師走冬子先生は最終回は最終回らしい終わり方をしますね
私はどちらかと言うと下記の弓長九天先生のサイトに書いてあるような日常系な4コマ漫画に関しては自然な終わり方をするのが好みです。

http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/month?id=100006&pg=200707

↑07月04日の記事です この日の記事に書かれてることが私の好きな4コマ感だったりします
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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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