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書物備忘録

1.万思黙
2.徐乾学
3.新刊國朝二百家名賢文粹
4.高畠さん関係

※以下本文

1.万思黙

万思黙の文集に学易斎集があり、尊経閣文庫にその万暦刊本が収蔵されている。そしてこの尊経閣本を影印したものが、東大と京大および台湾に収蔵されている。ほかにも北京にも同じ萬暦の刊本が収蔵されているらしい。閲覧の便宜がないので、どのようなものかと気になるに留まっていたが、ふと思い出して調べてみたら、一部を抄写したものがあった(おおもとはConfucius2000。その文献資料の万廷言のところにある。リンク先はWordファイル)。

底本その他の記述がなく、詳細は不明ながら、『明儒學案』を引き写したものではなく、由来不明の四冊本学易斎集から抄写したものであることは確からしい。そのデータに掲げられた総目を挙げると以下の如し。

總目:
   易原四卷
   書三卷
   序三卷
   記一卷九首
   大學私記一卷
   雜著(書后、讀易雜言、書壁)一卷
   傳祭文一卷
   詩六卷。
※総計20巻

例の中央研究院のデータによると、学易斎周は文集十六巻と易原四巻、易説二巻から成るらしいので、このデータの学易斎集は易説二巻を欠くらしい。原本未見での話だから、参考にはならないものの、たまに気になることがあるので調べたついでにここに書き残しておくことにする。

2.徐乾学

徐乾学の文集に憺園文集というのがあり、かつて台湾から清名家集彙刊の一つとして刊行された。全四冊都合三十六巻。

この文集は続修四庫全書にも収録されているので(存目叢書にも収められている)、もしかしたら例のInternet Archiveに収録されているのではと思い調べてみたら、たしかに存在した。「〓園文集」の書名で登録されている。

しかし不思議なことに一部(巻五、巻八、巻九、巻十三、巻十四)が欠落しており、いくつかの方法で検索しても判定してくれない。一部の巻が検索できない書籍は他にも存在するので、まだデータ未入力かと思ったが、ためしにurlから調べたところ、画像データそのものは既に存在するらしく(例えば巻五)、まだPDF化されていないからか、単に検索に引っかからないだけのようだ。

検索語の選定方法といい、なかなか利用の難しいアーカイブではある。

3.新刊國朝二百家名賢文粹

新刊國朝二百家名賢文粹も上のアーカイブに流れている。続修四庫全書にも入っている。本書はなかなか大部の書物で、既に文集の失われた宋人の文章を多く集めており、それなりに価値のある書物である。しかし本書に収録された文章は、すべて全宋文に吸収された(はず)ので、全宋文を閲覧できる人にはそれほど価値のある書物ではない。もちろん宋代の名文を読むだけなら、宋文鑑を読めばそれでよく、わざわざ数百巻にのぼる本書を利用する必要はない。ただ珍しい総集なので一見する価値はある。

4.高畠さん関係

黒岩比佐子氏の『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」​の闘い』に高畠さんのことが書かれてあるらしい。読まないといけないと思いつつも、図書館には当然なく、書店にもなかったのでしばらく様子見。ただ何となく社会主義臭がするので不安ではある。タイトルからして「闘い」だしね。もし社会主義を少しでも褒めていたら絶対に買わない。

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かつては春秋学・宋代史・南学(秦山関係)関係の記事を中心に書いていました。最近は開店休業状態で、数ヶ月おきに思いついたことを書いてます。

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